自由研究には向かない殺人

読んだ本

ホーリー・ジャクソン


『このミステリーがすごい!2022年版』海外編で第2位を獲得!またイギリスでは優れた児童文学に与えられるカーネギー賞の候補だったという本作。

英米で大ベストセラーの謎解きミステリー『自由研究には向かない殺人』読了しました。

作者はイギリス出身のホリー・ジャクソン。ロンドン在住で本作がデビュー作のようです。

kumokoは読書好きでよく本を買って読んでいます。

本を選ぶ基準はだいたい2つあって、

一つは、ネットなどのレビューを参考にして調べて調べて「良さそうだ買おう!」と決心したら買ってみるというのと、二つ目は、本屋さんで表紙・題名をみて、なんとなくピンときて「読みたいな」と思ったら直感で買うパターンです。

最近は少しでも興味をもったら買ってみようとは思っています。何かしら出会いがあって、得るものがあると思うので。

今回は二つ目のパターンで、表紙と題名を見て、一目で惹かれて買いました。

kumoko
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サクサク読めそう!


主人公は高校生のピップという女の子。夏休みの自由研究(EPQ)で、5年前に起こった母校の女子高生の失踪事件の真相をごく普通の17歳の目線で紐解いていく謎解き青春ミステリです。犯人は交際相手で、既に自殺をしていて事件は終わったかのように見えていましたが、被害者も見つかっておらず納得のいかないピップは、高校生活最後の自由研究の課題と称してその真相に迫っていきます。

主人公のピップは今どきのスマホのSNSやアプリを駆使して、勇敢かつ爽快に事件解決へ向かっていきます。

児童文学の部類に位置されている(カーネギー賞候補だった)こともあって、難しい語句もなくピップの気持ちになって読み進むことができました。

面白かったです!

また、最後まで飽きずに楽しく読了できました。犯人はともかく、この事件の背景にある真実を明らかにすることで救われた人々がいて良かったし、何よりピップ本人の成長ぶりが爽やかで温かい気持ちになりました。

同作者は、続編の『優等生は探偵に向かない』を2022年7月20日に刊行されます。

kumokoは買おうと思っています。


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